お尻の筋肉、特に「中臀筋」には、ヒップアップ以外にも大切な役割があります。
① 姿勢を制御し、身体の横揺れを抑える
② 膝や足首の怪我を予防する
中臀筋は骨盤の横についている筋肉なので、うまく機能しないと、膝や足首への負担が大きくなり、捻挫などの怪我につながる可能性があります。
例えば、スクワット動作(しゃがむ→立ち上がる)のときに、膝がグッと内側に入り込む人。
いわゆる「ニーイン」する場合は、中臀筋=お尻の筋肉がうまく収縮せず、股関節の外転・外旋がうまくできていない可能性があります。
中臀筋がしっかり機能することで、膝が正しい位置にくるようにコントロールしてくれるため、ニーインを抑えることにもつながります。
また、中臀筋の機能が低下すると、「トレンデレンブルグ歩行」といって、歩行時に身体が左右に大きく揺れてしまうような歩き方になることがあります。「ペンギン歩き」と表現されることもあるようです。
名前は可愛いですが、このような状態が強く、スポーツ時などに膝が内側へ入ってしまうと、膝の内側側副靱帯などを怪我してしまい、完治までに数ヶ月かかることもあります。
他にも、ランニングをする際に、足音が「バンバンッ」と大きい人もいれば、飛ぶように軽く走る人もいませんか?
中臀筋がしっかりと作用していれば、骨盤を安定させることができるため、地面をしっかりと押し、軽やかに走ることにもつながります。
反対に、足音が「バンバンッ」と大きい人は、中臀筋がうまく機能していないことも原因の一つとして考えられます。
中臀筋が骨盤を正しくコントロールしてくれることで、姿勢を安定させ、怪我の予防にもつながることをご理解いただけましたか?

画像左が「トレンデレンブルグ歩行」です。
画像右は、今回詳しく説明していませんが、「デュシェンヌ歩行」です。
デュシェンヌ歩行は、中臀筋の機能低下を体幹を傾けることで代償し、歩行時に身体が左右に揺れてしまうような歩き方です。






